2008年4月
雪上車講習
4月25日
昭和基地から各地へ調査・観測等に出るのに欠かせない交通手段といえば雪上車です。誰もが運転できなければなりません。
そこで、車両担当隊員による雪上車運転の講習がありました。
運転席は、こんな感じです。ハンドルやブレーキペダルはありません。曲がったり止まったりするのには、2本のレバー(テンパー)を使います。右のテンパーをひけば右に曲がるという具合。
ミッションは、マニュアルとオートマがあり、車種によって異なります。なお、今回講習で使用したSM40はマニュアルなのでクラッチがあります。
雪面のどこを走っても良い訳ではありません。海氷上には、クラック(割れ目)や氷の薄い所があります。落ちたら大変です。
そこで、事前に海氷の厚さを調査し、安全が確認されたところにルートが作成されます。ルートには目印の赤旗が立てられ、雪上車が通るのはこのルート上に限定されます。
観測隊は、いま、このルート工作の真っ最中です。
日射放射の観測
天気が優れない。たまにはまじめに仕事の話。
気候変動とか地球温暖化の問題を解明する上で、地球が太陽から受けるエネルギーの収支は、非常に重要なデータとなります。中でも、可視光を波長別に計測することによって、大気の濁り具合の解析したり、紫外線は、吸収の度合いを利用してオゾン量の解析に利用されます。
太陽を追尾して、日射を観測します。
こちらは全天の日射量を観測しています。
複数あるのは、測定する波長が異なるからです。
地面からの反射日射を観測しています。
一つ前の写真と比べるとひっくり返しているのがわかりますか。
リンク: 高層気象台|日射放射観測.
〒
よく質問を受けるものの一つに
「昭和基地に郵便を出すにはどうすればよいか」
というものがあります。
実は、昭和基地にも郵便局があって、郵便を出すことが出来ます。
ただし、配達は1年に1回。「しらせ」が運んできました。
来年は、オーストラリアの船をチャーターするため、
49次帰りの郵便について、どうなるかはっきりしていません。
リンク: 昭和基地への郵便Q&A.
野外安全講習
4月10日
FA(フィールドアシスタント)のIさんの指導の元、野外安全講習が実施されました。内容は、野外非常用装備の使用方法。コンパスやミラーそしてツェルト(写真)などです。
昨年3月の冬期訓練@乗鞍でも似たようなことを実施しましたが、FAに言わせれば、「あれはただのお泊まり会みたいなもんで、実際のビバークでは横になって寝られるような、しっかりとテントを張る余裕なんかない」とのことでした。
したがって、今回は、風下でドリフトのついた雪の斜面を適当に穴を掘って、ツェルトをかぶっただけ。
氷点下20度
3月31日 夜
昭和基地に来てはじめて-20℃を下回りました。
ダイヤモンドダストがちらついて、冷えこみを実感しました。
3月の記録を見たら、2000年の-25.5℃というのがありました。
まだまだですね。3月の史上10位にも入りません。
なお、年間を通しての昭和基地の最低気温記録は、
-45.3℃(1982年9月4日)です。
参考:
日本の最低気温記録は、旭川の-41.0℃(1902年1月25日)。
気象データにもっと興味があればこちらからどうぞ。
リンク: 気象庁 | 過去の気象データ検索.










































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